四柱推命 用語解説

四柱推命(しちゅうすいめい)は、生まれた年・月・日・時の四つの「柱」を干支で表し、そこから宿命と運の流れを読み解く東洋占術の王道です。 ここでは、命式を読むうえで欠かせない基本用語を、原理からやさしく解説します。

命式の骨組み

四柱(しちゅう)

生年・生月・生日・生時を、それぞれ干支で表したもの。順に 年柱・月柱・日柱・時柱と呼びます。 年柱は祖先・幼少期、月柱は社会・青年期、日柱は自分自身・配偶者、時柱は子供・晩年を象徴します。

十干・十二支・干支

十干は甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の10種(陰陽×五行)、十二支は子丑寅…亥の12種。 両者を組み合わせた60通りが干支(かんし)で、命式の各柱はこの干支で表されます。

日主(にっしゅ)・日干

日柱の天干。「自分自身」を表す命式の中心です。すべての星は、この日主から見た関係で意味づけられます。

蔵干(ぞうかん)

地支の中に隠れて含まれる天干。表に出ない潜在的な力や、本気・中気・余気という強弱を持ち、五行のバランスを精密に読むうえで重要です。

十神(じっしん)── 通変星

日主から見た他の干との関係を10種に分類したもの。性格・才能・人間関係・財運などを読む中核の指標です。

  • 比肩(ひけん):日主と同じ五行・同じ陰陽。自立・独立・我の強さ。
  • 劫財(ごうざい):同じ五行・異なる陰陽。協力と競争、財の奪い合い。
  • 食神(しょくじん):日主が生じる・同陰陽。表現・衣食・余裕・温和。
  • 傷官(しょうかん):日主が生じる・異陰陽。鋭い才能・批判精神・反骨。
  • 偏財(へんざい):日主が剋す・同陰陽。流動的な財・商才・社交。
  • 正財(せいざい):日主が剋す・異陰陽。堅実な財・誠実・家庭。
  • 偏官(へんかん)=七殺(しちさつ):日主を剋す・同陰陽。決断・行動・統率・武。制御できれば大きな力に。
  • 正官(せいかん):日主を剋す・異陰陽。規律・地位・名誉・公正。
  • 偏印(へんいん):日主を生じる・同陰陽。独自の知性・直感・芸術・転変。
  • 印綬(いんじゅ):日主を生じる・異陰陽。学問・受容・母性・伝統。

格局(かっきょく)── 命式のタイプ

月支を中心に、命式で最も強く働く十神を軸にした「型」。その人の生き方の主旋律を示します。代表的な格局は次のとおりです。

  • 七殺格(しちさつかく)=偏官格:月支の蔵干や天干に七殺(偏官)が強く現れ、それが命式の主役となる格。 七殺は日主を激しく剋す星で、御しきれれば抜群の決断力・統率力・行動力となり、経営者・武官・勝負師の器とされます。 力が強すぎると無謀・短気に傾くため、食神で制する(食神制殺)か、印で和らげる(化殺)のが鍵です。
  • 正官格:正官が主役。規律・公正・名誉を重んじ、組織や公職で力を発揮する王道型。
  • 食神格:食神が主役。表現力と余裕で、衣食に恵まれ穏やかに成す型。
  • 傷官格:傷官が主役。鋭い才能と感性で際立つが、角を立てやすい型。
  • 財格(正財格・偏財格):財星が主役。商才・実利・現実的な豊かさを得る型。
  • 印綬格・偏印格:印星が主役。学問・知性・受容で支えられる型。
  • 建禄格・月刃(羊刃)格:比肩・劫財が強い型。自立心が強く、独立や勝負に向く。

運の流れと強弱

十二運(じゅうにうん)

日主が各地支でどれだけの勢いを持つかを、人の一生(長生・沐浴・冠帯…墓・絶…)になぞらえて12段階で表したもの。星の力の盛衰を示します。

身強・身弱(しんきょう・しんじゃく)

日主を支える五行(同種・生じる星)が多ければ身強、剋し漏らす星が多ければ身弱。 身強は自力で押す力、身弱は周囲を活かす力に長け、それぞれ吉となる星(用神)が変わります。

大運(たいうん)

10年ごとに巡る運気の大きな波。生まれ持った命式に、時期ごとの干支が重なって運勢を動かします。

用神(ようじん)

その命式のバランスを最も良く整える五行・十神。用神を活かす方角・時期・職業を選ぶことが開運の指針になります。

※ 本ページは四柱推命の基本用語の概説です。流派により呼称や解釈に差があります。